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管理人:生まれは福岡県小倉北区。北海道十勝地方在住。
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10月には両親が

2012.12.08 01:50|管理人日記
 世間はすっかり冬景色。
なのにブログは未だ10月。
なんとか今年中には時よ追いついて(笑)。



 9月31日から10月9日まで、九州在住の両親がはじめて我が家にやってきた。
こちらに移り住んではや20年。
それと同じ時間、私は両親を遠ざけて過ごしていた。両親・・正しくは母親を。
きっかけはほんの些細なやりとり。
いつもなら、いつもの母だとやり過ごしていた言葉の数々。でもあの日はお互いにとってタイミングが悪すぎた。
 生まれて初めてぶつけた本音に母はずいぶん戸惑っていたようだった。まさに晴天の霹靂という感じだった。

 私はと言えば、幼い頃から縛っていた荷物の紐がプツリと切れてしまって、ほんとうにもう沢山だという気持ちで一杯だった。心底嫌気が差して、これ以上もう無理だとしか思えなかった。
 母の言葉を逆手にとって「それならもう二度と連絡はいたしません」という台詞が口をついた。
 それ以来電話は着信拒否。何度か届いた手紙にも返事は出さなかった。
それでも長い年月の間には、一年に一度の年賀ハガキを交わすようになったけど、繫がりはそれくらい。

 母にしてみればただの子供のかんしゃく。まさか私がこんなに頑なに関係を絶つとは思ってなかったに違いない。
 あの頃60代だった母はいつしか80代の老人になっていた。

SN3N0089.jpg



 もちろん私もその時間分年をとった。
当初は怒りに震えていたけれど、その実私は母から逃げたんだな、という認識もあった。そして私のしている事が彼女を苦しめているだろうことも。
 母の傍にいても傷つくことは多かったけど、離れてみてもその自覚はやはり私を傷つけた。
 人生ってその人にとっては一度きりなので、どんなに先人の言葉を教えられても実感できないこと、そしてその年齢を迎えて初めて分かることが多々ある。少なくとも私には。
 私が20年を過ごして知ったことは、人の弱さ、何が正しいとか正しくないとかそんなものは実は無くて、ただただ人は未熟で弱いんだという当たり前の事だった。


 少しずつの歩み寄りがあり、今年両親を北海道へ招待した。
もう今を逃したら二人はこの地に来られないかもしれないから。

IMGP4963.jpg



 久しぶりに一緒に過ごした母は、やっぱり相変わらずで、私とはまるで違う人間で、でもこの二十年の間にちっとも変ってなかったことに、逆に安堵したりもした。

IMGP5019.jpg




 遠方は気疲れするからとの父の要望もあり(母は行きたい場所がいっぱいあったようだけど)、日帰りできる距離の小旅行とあとは家でのんびり。
せっかく北海道に10日間も滞在するのに勿体無いと思ったけど。



 母を帯広神社の骨董市へ連れて行ったときのこと。
私は久しぶりの共同生活、しかも生活習慣のまるで違う老人とのそれにかなり疲れていて、骨董市をじっくり眺めるような気分では正直なかった。
 母に適当に見ていてくれるように声を掛けて(母はこういうものが大好きで、私が京都に住んでいた折にはよく一人で東寺の骨董市へ出かけていたから)、参拝してくると母から離れた。
 参拝後に境内の休憩室で少し休むつもりが、他の参拝客と思わず話が弾んでしまい20分ほどいただろうか。
さすがにこれ以上はまずいかと神社入り口の骨董市へ戻ろうとしたら、鳥居の前にこちらを一生懸命眺めてる小さな老人の影がみえた。
 私がもう見物は終わったのか、それなら待たせてしまって申し訳なかったと謝ると、母はなんだか泣きそうな顔で
「お母さん〇〇が一緒に見ると思ってずっとここで待ってたのよ。いつまでも帰ってこないし、もしかしたら置いていかれたんじゃないかと思って。骨董市の人にもあとから娘が来るんです。その時一緒に見ますねって言ったのに。向うからやってくる人に女の人はいませんでしたか?帰ってこないんです。って何回も訊いたのに」
と言った。

IMGP5099.jpg

 この人は昔から子供みたいなところがあった。
子供のような無邪気さと素直さと残酷さで、昔から私を振り回していた母。これが本当の子供だったら私も傷つきはしなかったんだけど(それは私の問題であってもちろん一方的な被害者って訳じゃない。母には母の理由があった)。
 でもこれがこの人の本質なんだな、とその時はっきりと分かった気がした。
 何かが胸の奥で解けていった気がした。




 分かったとしてもこの先も母とは本当に分かり合えることは無いだろうし、一緒に暮らすことはできない。多分私が耐えられない。
 それでもあの逆光の中たたずむ母の姿は。やっぱりいじらしくて、切なくて、少々めんどくさく、そして愛おしい人だった。

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